加茂 隆康 著。


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死刑基準

裁判員制度が始まりますね。なんだか、自分がそうなったらイヤだなと思いながらも、決まったことだから仕方がないという感じで世の中が動いているのでしょうか。
私は、疎すぎるのかもしれませんが、いつ決まったの?という感じを受けています。そんなのいいんでしょうか。
この小説では、死刑廃止論者である弁護士の妻がレイプ・殺害されます。
犯人が捕まるのですが、レイプは認めるけど、殺害については否認しています。その状況で裁判が始まる。
検察は死刑を求刑するわけです。。。
証拠が不十分であるにも関わらず、検察側が犯人だと決めて裁判が行われたとき、裁判員は客観的にその罪の有無を判断できるのでしょうか。
この小説では、警察が把握した証拠が上層部の指示により隠蔽されます。そんなことが行われないといえるでしょうか。
ミステリーとしては、最後のどんでん返しがちょっと強引だったのと、これは現行の法律がそうだから仕方ないのかもしれませんが、レイプという犯罪が軽視されすぎている気がしたので、△です。
でも、死刑とか裁判員制度とか考える意味ではいいきっかけになる小説だと思います。

東野 圭吾著


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容疑者Xの献身

もう、どうして今さら??もっと早く読みなよって感じですが。
絶対買ったのに、なくなって(本がね)。この間、本棚の整理をしていたら、奥の方にすべり落ちていて。
やっぱ、買ってあった!っていうことだったんです。
面白いです。
ただ、いくら冷徹な計算をする人だとしても、まったく関わりのない人の命を奪ってしまってもいいんかと。
その辺り、もう少しつっこんでもらいたいなぁと思いました。

伊坂幸太郎著


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砂漠

やっぱ、伊坂氏は面白いわ。
青春小説なんて、こっ恥ずかしくて読めないっ!て感じですが、伊坂さんの名前にひかれて購入。
数十年前の学生時代を思い出し、あー、時代は変わってもあんま違わないなぁなんて思いながら、いつしか彼らに自分を重ねてしまっていました。
卒業式の場面なんてまさしく自分の卒業式。
面白いです。

平山 夢明著


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独白するユニバーサル横メルカトル

普通なら手に取らない本かもしれません。
でもなぜか、さくっと手に取って買ったんです。
それで、一気読み。
グロいという感想を持つ方が多いようですけど、私には人の怖さなんかが際立っているのがとても面白くて、どんどん読んでしまいました。
面白いです。

雫井 修介著。


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犯罪小説家

えーなんでしょ。。。
★1つっていうところでしょうか。
以前に読んだ「犯人に告ぐ」だって、相当読みづらいところがあったけど、それでも面白いって思えたんですが。
あんまり書くとネタバレなので。
それなりのどんでん返しもあるし、この空気感が好きな人もいらっしゃると思います。

ポール・アーデン著


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プレイ・ジョブ

こうありたいと。
本の装丁も文章も写真も、すべてがお気に入りです。

伊坂幸太郎著
我慢に我慢をかさねて、それでも欲しくて購入。
モーニングに連載されていた小説。


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モダンタイムス

これまでになく読みづらかったのは、”連載小説”だからでしょうか。
どどどぉーっていう感じで読めませんでした。。。。
ゴールデンスランバーと同時期に書かれていて、「双子のような」作品だと作者自身がコメントしています。
ゴールデンスランバーのようなスピード感はないけど、でも、伊坂ワールドです。面白いです。

宮部みゆき著


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火車

宮部みゆきさんの作品は「模倣犯」「理由」に続き三度目のトライです。
トライというのは・・・実は、前2作品を読みきれていないのです。
長くてくねくねしてて、それが面白いと思える時と、もうたまらんっていう時があって(これはあくまでも私自身の精神状態ですが)で、そのときは後者だったんですね、挫折していたのです。
いつかは読了してみせると、本棚に。
それでも、この作品は「このミステリーがすごい」の過去20年間でトップになった作品。
気合を入れて購入しました。
時代背景や追われる女性の年齢が自分に近いというのがあるのでしょうか。
とても読みやすく、面白い作品でした。
そろそろ前の作品にトライしてみようかと。

奥田 英朗著


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邪魔

面白い。
不良少年と刑事と主婦とサラリーマン。
それぞれがちょっとしたことで踏み外していくんです。描写が緻密だからなんでしょうけど、とても納得がいくんですね。そうするとこの手の話は面白いです。
次もこの人の本を読みます。

森博嗣著。
これまでのスカイ・クロラシリーズに登場した脇役たちの物語。
これを読むと、シリーズを最初から読み直したくなります。


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スカイ・イクリプス

スカイ・クロラは押井守監督が映画化されましたね。
私の中では、人の作った絵に惑わされたくない物語のひとつなので、実際に観ることはないかなと思っています。
でも、映画を観てから原作を読むと、それはそれで面白いかもしれません。
このスカイ・イクリプスは、シリーズを全部読んでからじゃないとわけわかんないです。
いろいろ思い出しながら読み進めました。